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お人形活動のルーツ(長いです)

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お人形ともだちのブログに米山京子さんの本が紹介されたら
私も作った!という人が何人もいました。
「米山京子の手作り人形」は私も持っていたので懐かしく
黄色いワンピースの子を作った記憶があるけど
発行が昭和53年なので私はもう高校生だったことになる。
もっと前だと思っていたのですが。。。

ここに写っている本は昭和51年と52年のものなのですが
菊池ともゆきさんのお人形を夢中で作っていたのは確かに中学生の頃でした。

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このくの字に曲がった足に綿をつめると立体的なかわいい足になるのです!
この足はかわいくてほんとうに好きだった。
顔は大満足とは言えなかったけど
針金で鼻と唇を作るので立体的で楽しかった。

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菊池ともゆきさんの本はグラフ社のハンドクラフトシリーズで650円だったけど
平井澄子さんの「西洋人形の作り方」は文化出版局でハードカバーで厚くて2500円でした。
当時の私がどうやってこれを買えたのかわからないけど
何かの時にどうしてもほしいとお願いして買ってもらったのだと思う。
今見るとこのお人形はレンチドール風なのでしょうか。。。
とにかくそれまでの私のお人形かんを変える完成度の高さでした。
そして私はこのアリスを作った・・・ピンクのドレスだったのであまりアリスらしくなかったけど
この絵の具で描く流し目がなんともリアルでかわいくてドキドキした。
でもこの後くらいに私はリアル系のお人形を作りたい気持ちがなくなっていました。
ひとつには布で顔を作ることに限界を感じたこと。
どうしても布の織り目があると肌に見えなくて。
もうひとつには平井さんの硬くパッキンを詰めたリアルな手足はとても好きだが
ポーズが固定されているお人形にあまり魅力を感じないことに気づいたのです。
写真で見ている時は完璧と思ったのに
作ってみると座ったまま。。。どうもそれが気になって。
私がほしいのはリアルな着せ替え人形だったのです~♪

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菊池さん2冊目のは作品集なのですが
この子は顔が革で目はプラスティックを金属で留める市販の目。
うーん。。。近いかも?理想のお人形に近づいているようないないような。。。
キラキラする目はすごくかわいいけど
革の肌はアップで見るとけっこうキメが荒く毛穴が目立つ。
自分で革を手に入れて作れる気はしなかったけど
これが理想なのか?などと本を眺めては考えていました。

その頃アンティークのレプリカのビスクドールは知っていましたが
初期の段階だったのかビスクというより陶器っぽい肌に見えて
絵付けも昔風であまりかわいいと思っていませんでした。

そしてふと気づいたのがこの右に座っているプラスティックのお人形。
子どもの頃もらってよく遊んだけど
リカちゃんがかわいく見え始めると
(最初はリカちゃんがムシみたいに小さくかわいくなく見えたのに)
すっかり忘れられておもちゃの箱(小さいいとこたちが遊びに来た時用)にいました。
この子にメリーベル(ポーの一族)みたいなドレスを着せればいいんだ!
(もらった時はレトロでポップな赤いミニワンピース)
この子のようなお人形は流れとして
アンティークベベタイプのプラスティック版なのかもしれないと思います。

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ドレスの縫い方のページよりも
下着のページが好きだったのは今と同じかも。。。



最初は母が雑誌を見て中原淳一(その時は知らなかったけど)みたいなお人形を作りかけていたのです。
顔は化繊布(人絹?)でお座布団のような平面的なものに絵の具で目鼻が描いてありました。
今思うとそれを後頭部と合わせて立体的に作っていく工程だったのだと思いますが
その頃の母はフルタイムで働いていて昼間はいなかったし
私はその顔がとても気に入らなかったのでした。
かわいくない。。。目鼻そのものより
フワフワ浮いた感じのツヤのある布の質感がいやだった。
母が作りかけてやめてしまったのだと思い込んだのか
何も考えずにもっとかわいくしようと思ったのか
小学生の私はそれをバラして再利用したのです。
どうやったか忘れてしまったけど
最初に作り上げたのはソフトボールをちょっと大きくしたくらいの
真ん丸い頭で青いフェルトを細長く切って櫛歯のように切込みを入れ
頭にグルグルと縫いつけて髪の毛にしました。
顔は白いネルだったか?目鼻も思い出せないけど
立体感があって今風(当時の)のファンシーな仕上がりにすっかり満足したのですが
夜になって母に自慢げに見せたら
母は元の人形を勝手に作り変えたことをおこっていました。
(それはそうですよね。。。でも子どもの私にはほめられなかったがっかりしか感じませんでした)
まだ四角いままで目鼻が描かれた顔の布がペローンと残っていただけですから。
でも今考えたのですがその後母は二度とお人形を作らなかったので
やっぱりあれは作りかけてみたものの興味がそれて放置してあったのだと思う。
母は絵を描くのが好きなので顔を描きたかったのだと思う。

そして私はお人形を作り始めました。
最初のまん丸頭を体につなげるのが難関で
割り箸をりんご飴みたいに刺して繋げた記憶があるけど
重みでグルンと回ってしまったりするのでした。
たぶんそれはキタロウのお父さんのようだったかもしれない。。。。
家にあった本を見たりしていろいろ作った気がするけど
いつどれを作ったかよく覚えていない。
実家にまとめて箱に入っているはずだと思うけど。

中学生になって菊池ともゆきの本を買って
初めてちゃんと型紙をとり工程どおりに作ったのだと思う。。。

米山京子のお人形を作ったのは高校生の頃だったことになるけど
高校の時はもうお人形を作らなかったと思っていました。
すでに記憶がとてもあいまいです~
by detaile2 | 2009-07-08 13:15 | お人形
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